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CT検査

トップページ»  検査・治療のご案内»  CT検査(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影法)

CT検査は、身体に放射線(エックス線)を照射し、通過したエックス線の量をデータとして集め、コンピューターで処理することによって身体の断面画像を得る検査です。
当院で使用している検査装置は、マルチスライスCTと呼ばれ、短時間で広範囲を撮影することができ、高精度の立体的な画像(3D画像)も容易に得られます。

 

検査の特長

CT検査により、肝臓がん、胆道がん、膵臓がんなどの腹部臓器が原発の悪性腫瘍があるかどうか、それがどの程度進展しているか、腹部リンパ節に転移していないか、などが分かります。また、腹痛が急激に起こり、下痢や嘔吐などを伴う急性腹症が起きた際に、その原因となる消化管穿孔、胆石、胆嚢炎、膵炎、黄疸、尿路結石、解離性大動脈瘤、膿瘍などを診断する際にも用いられます。

長 所 短 所
  • ・レントゲン検査が二次元撮影であるのに対し、CT検査は三次元で撮影できる。
  • ・MRI検査よりも検査時間が短い
    (5分〜20分程度)。
  • ・肺の病変部の画像を描出するには
    MRI検査よりも優れた検査法である。
  • ・造影CTの場合、食事制限がある。
  • ・妊娠中の方は、放射線被ばくのため
    検査できない場合がある。
  • ・子宮、卵巣、前立腺などの骨盤周辺領域や
    関節、腰椎などの整形外科領域では
    MRI検査に劣る。
  • ・気管支喘息、腎機能障害、ヨード系造影剤の
    アレルギーがある方は、造影CTができない。
 

検査の種類

単純CT 造影剤を使用しないで行う検査
造影CT 造影剤を静脈から注射して行う検査※

※水溶性ヨード造影剤が用いられます。通常は、腕の静脈から投与され、血管を介して全身の臓器へ分布されます。この分布により病気や各臓器の血流状態や血管の情報を得ることができます。造影剤を使用しなくても検査はできますが、同検査法により血管の流れや疾患、臓器の状態がより分かりやすくなります。
一方、ヨード系造影剤が投与されると体内のバランスを保とうとする作用が働き、熱感や疼痛が起こることがあります。また、安全な薬剤ではありますが、稀に使用後に副作用が生じることがあります。副作用は、使用後すぐに発生する場合と数時間から数日経ってから発生する場合があり、吐き気、かゆみ、発疹、動悸などの軽度なものから、呼吸困難、血圧低下、意識障害などの重篤なものもあります。万一、副作用や合併症が生じた場合は、医師や看護師が直ちに適切な処置を行います。

 

CT画像

単純CT画像
単純CT画像
造影CT画像
造影CT画像
 
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