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消化器外科

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消化器外科では、常勤外科医師11名が診療にあたっています。消化器外科指導医と消化器外科専門医の資格を持つ7名が指導スタッフとなり、将来、消化器外科専門医を目指す医師とともに消化器外科専門チームを組織しています。

外来は、月曜日から土曜日まで連日ベテラン医師が初診外来を担当するとともに、複数名の医師が再診を担当しています。

入院診療は、外科医師を2つのグループに分け、病棟スタッフと密に連絡を取り合いながら、きめの細かい診療を行っています。また、毎日朝と夕方の2回の病棟回診を行い、患者様の生の声に耳を傾け、病状の変化に即応した入院治療を実施しています。

手術は、全症例を医局員全員(消化器外科、消化器内科)のみならず、看護師、診療放射線技師等のコ・メディカルが参加する合同カンフアレンスにおいて治療方針を決定し、エビデンスに基づいた質の高い医療を提供しています。

患者様・ご家族の方には、主治医より病状や手術についてご説明し、十分に納得をして頂けるようインフォームド・コンセントに努めています。

手術症例のうち約半数は悪性疾患に対する手術であり、高度の技能を要する食道癌、膵臓癌、胆道癌、肝臓癌に対しても積極的に外科的治療を行っていることが当院の特徴です。

患者様の生活の質(Quality Of Life:QOL)に配慮し根治性のみならず臓器機能の温存はもとより、手術侵襲や創痛の軽減に努めています。これまでの豊富な治療経験と最新の技術を駆使し、患者様一人ひとりにとって最善の医療を提供すべく日々臨床の場に臨んでいます。

当院は、日本外科学会外科専門医制度関連施設、日本消化器外科学会専門医修練施設に指定されており、消化器疾患専門外科医師の臨床研修の場としての役割も担っています。


 

主な対象疾患と症状

食道
疾患 食道癌、食道粘膜下腫瘍、食道裂孔ヘルニア など
症状
  • 食物を飲み込むときに“しみる”感じがある。
  • 食道の狭窄感、嚥下困難、胸部の違和感がある。
  • 食後に胸焼けがする。
  • 胸部痛、心窩部(みぞおち)痛がある。
  • 声がかすれる。
  • 急に体重が減少した。
疾患 胃癌、胃粘膜下腫瘍(GIST)、胃悪性リンパ種、胃潰瘍、十二指腸潰瘍 など
症状
  • 食欲がない。
  • 腹部膨満感、心窩部(みぞおち)痛がある。
  • 胸焼け、悪心、嘔吐がある。
  • 突然の吐血(コーヒー残渣様)や下血、貧血がある。
  • 急に体重が減少した。
大腸
疾患 結腸癌、直腸癌、大腸ポリープ、クローン病、潰瘍性大腸炎、結腸憩室炎(出血) など
症状
  • 便秘や下痢を繰り返している。
  • 便が細いまたは血液が混ざっている。
  • 腹部不快感、腹部膨満感がある。
  • 健康診断などで「便潜血検査」結果が陽性であった。
肝臓・胆道
疾患
肝臓 : 肝内結石症、肝細胞癌、肝内胆管癌、転移性肝癌 など
胆道 : 胆石・総胆管結石、胆嚢癌、肝外胆管癌、乳頭部癌、先天性胆管拡張症、膵・胆管合流異常 など
症状
  • 食欲がない。
  • 食後や夜間に突発的に右季肋部(肋骨の下辺り)痛、心窩部痛(みぞおち)が起きる。
  • 黄疸や褐色尿、皮膚の痒みがある。
  • 発熱や悪心、嘔吐がある。
  • 急に体重が減少した。
膵臓
疾患 膵臓:膵癌、膵管内乳頭粘液性腫瘍、膵神経内分泌腫瘍、粘液嚢胞腫瘍、慢性膵炎、膵仮性嚢胞 など
症状
  • 腹痛、腰背部痛がある。
  • 急に糖尿病が発症または悪化した。
  • 黄疸や褐色尿、皮膚の痒みがある。
  • 急に体重が減少した。
その他
疾患 後腹膜腫瘍、鼠径ヘルニア、腹壁ヘルニア、虫垂炎、腸閉塞 など
症状
  • 食欲がない。
  • 鼠径部の盛り上がりや脹らみがある。
  • 右下腹部痛、心窩部(みぞおち)痛がある。
  • 発熱や悪心、嘔吐がある。
  • 激しい腹痛があり、呼吸が浅く、頻脈である。
  • 間欠的な腹部の痛み、嘔吐がある。
  • 腹部膨満感があり、排ガス・排便がなされない。

当院の手術実績のご案内

 2023年1月から12月までの間に当院において、下記の手術が行われています。

 年間手術件数 573件
   全身麻酔 569件   腰椎麻酔 3件   局部麻酔 1件
     食道            3件  (悪性疾患   3 良性疾患   0)
     胃・十二指腸   38件  (悪性疾患 38 良性疾患   0)
     肝臓       10件  (悪性疾患  9 良性疾患   1)
     胆・膵臓     165件  (悪性疾患  33 良性疾患 132)
     小腸・大腸    189件  (悪性疾患 103 良性疾患  86)
     その他       168件 

下記の手術は、難易度の高い手術として、診療報酬算定上の届出(*)を行っている手術です。
 届出区分 手術名 件数
 区分2  肝切除術 9
 膵体尾部腫瘍切除術 7
 膵頭部腫瘍切除術 20
 区分3  食道悪性腫瘍手術 3
 区分4  腹腔鏡下ヘルニア手術 9
 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術 127
 腹腔鏡下試験開腹術 2
 腹腔鏡下汎発性腹膜炎手術 5
 腹腔鏡下胃局所切除術 3
 腹腔鏡下胃切除術 13
 腹腔鏡下噴門側胃切除術 3
 腹腔鏡下胆嚢摘出術 103
 腹腔鏡下肝嚢胞切開術 2
 腹腔鏡下小腸切除術 2
 腹腔鏡下虫垂切除術 35
 腹腔鏡下結腸切除術 11
 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 35
 腹腔鏡下人工肛門造設術 2
 腹腔鏡下人工肛門閉鎖術 4
 腹腔鏡下直腸切除・切断術 45
(*)医科点数表第2章第10 部手術の通則の5及び6(歯科点数表第2章第9部手術の通則4を含む。)に掲げる手術に係る施設基準
 
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